土地選びで失敗しない!自分にとって重要な優先順位を決定しよう

建売やマンションと違って、注文住宅の場合は土地選びからのスタートになります。交通の便が良く徒歩圏内にお店がそろい、治安も教育環境も良く価格も安い…そんなすべて好条件の土地はありません。そこで必要なのが自分にとってどの条件が大切なのかを考えることです。

 

土地選びで失敗しないために、土地選びの条件の優先順位のつけ方をアドバイスしていきます。

 

1.土地選びで重要視される優先条件5

まずは、多くの人が土地選びの際に優先条件として重視している5つのポイントを紹介します。

 

1-1.交通の便

家を建てたら、そこから通勤や通学をする毎日がスタートします。最寄り駅までの距離や主要駅までのアクセス、朝の混雑具合などは要チェックです。電車を使わず車を使うことが多い地域の場合でも、道幅や交通量、ラッシュ時の渋滞は毎日の事なので重要です。雪が降る地域では、冬場の除雪状況も知っておくといいでしょう。

 

1-2.周辺施設の充実度

スーパーやコンビニ、病院や飲食店、ドラッグストアなどの日常的に良く利用する店舗の有無はもちろん、営業時間や品ぞろえも生活に大きく影響します。車を利用する場合は、駐車場の広さも確認した方が良いでしょう。また、とくにスーパーは品物の価格帯が自分たちの生活水準に見合っているかも気にした方がベターです。

 

1-3.環境の良さ・治安

繁華街に近い場合はとくに、夜まで騒がしいと治安の面で心配なものです。逆にあまりに人通りが無いのもとくに女性は夜に怖い気持ちになりがちです。ガードレールや街灯、交番が近くにあるか、騒音や事故の心配はないかも安心して暮らすためには必要なチェック項目です。

 

1-4.教育環境

子どもがいる世帯はもちろん、子どもがいなくても将来的に計画している世帯は、教育環境も重要なポイントになるはずです。保育園や幼稚園の有無、待機児童の有無はもちろん、校区の小・中・高等学校の評判も重視する人が多いです。

 

子どもが多いエリアなら、公園や遊び場も豊富な傾向にあります。図書館や体育館などの施設があったり、塾・習い事の教室などの選択肢が多かったりすると教育面でより良い環境だと言えます。

 

1-5.予算

最も現実的に考えなければならないのが、予算でしょう。前述した4つのポイントも大切ですが、予算オーバーしていては身も蓋もありません。ただし、どうしても譲れないポイントがあるなら、予算をどこまでオーバーしても許容範囲なのかも考えておく必要があります。

当たり前ですが、土地代だけでは家は立ちません。上物の費用こそ土地代以上にかかります。立地を最優先に土地代に予算を割くのか、土地代を抑えて上物の建築費用に充てるのか、限られた予算をどれだけ土地に使うのかは非常に重要なポイントです。

 

2.優先順位の決め方

前述した、「交通の便」「周辺施設の充実度」「環境の良さ・治安」「教育環境」「土地代」の全てをクリアした土地を見つけるのは不可能です。いくつもある重視するポイントから、どれから優先して土地を選ぶのか順位のつけ方を紹介していきます。

 

2-1.家を建てる目的は何か?

まずは、大前提としてなぜ家を建てるのかを考えます。家族がいる場合は、家を建ててどのような暮らしを叶えたいのか全員で話し合いましょう。通勤・通学の便をよくしたい、整った環境で子育てしたい、老後を見据えて車がなくても徒歩圏内で買い物できる環境に住みたい、土地代は抑えて郊外で構わないから広々した家に住みたいなど、家族によってそれぞれ違った答えが出るはずです。家族で違った意見が出たとしても、1つに絞る必要はありません。

 

2-2.検討する条件の具体化

実現したい生活を考えたら、それをベースにさらに具体的に考えましょう。

 

たとえば「良い環境で子育てしたい」と一口に言っても、たくさん習いごとをさせたり小学校から私立に入れて遠方に通学させたりしたいのか、自然の中でのびのび育てたいかで土地選びは大きく異なります。前者なら駅の近くや塾・習い事の教室が豊富にある環境、後者なら自然に囲まれ広々した環境が考えられます。

また、通勤アクセスも、現在車通勤しているものの新築を機に手放し電車通勤しようとするなら、駅に近い方が便利です。老後車を運転するのが難しくなるかもしれないなど、現在の生活だけでなく将来に向けて条件をより具体的にしていきましょう。通勤にかかる時間も、「1時間まで」なのか「2時間まで許容範囲」なのか具体的に考えます。この段階でも、条件を1つに絞る必要はありません。

 

2-3.条件の精査をする

具体的になった条件は、「これだけは譲れない」というものだけに絞ります。1つにする必要はありませんが、3つ多くても5つまでに搾ります。これで土地選びを始めた時にも迷うことが少なくなるはずです。

 

2-4.「これだけは避けたい条件」を考えるのもおすすめ

たとえば共働き家庭の場合、交通の便の良さや遅くまで開いているコンビニ・スーパーがあることが最優先になり、通勤時間がかかる立地だけは避けたいのではないでしょうか。治安が悪い所だけは嫌、車を2台置くスペースの無い土地はNGなど、避けたい条件から考えるのも一案です。

 

3.まとめ

家作りの第一歩となる土地探しは、条件の優先順位を考えることが非常に重要です。優先順位を家族で話し合う過程は、それぞれの考え方や価値観、将来像を知る良い機会にもなるはずです。出産や育児、転職や老後など、将来のライフスタイルの変化も考えながら、譲れない条件を精査していきましょう。

 

「株式会社 中川工務店」では、自然素材の注文住宅にこだわる工務店です。家作りについて何もわからない状態でかまいません。家を建てたいとお考えになりましたら、土地選びから二人三脚で夢の暮らしを叶えるお手伝いをさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。