近年、SDGsという言葉が広がり、環境問題について考える機会が増えています。マイホームを建てるときも、環境に優しく、人のからだにもよい住宅を建てたいと考える方も多く、自然素材でつくる注文住宅が注目されています。
しかし、自然素材の住宅に興味はあるけれど、どのような住宅なのかよくわからないという方も多いのが現状です。そこで、自然素材の種類やメリット・デメリットについて解説します。
1.自然素材の代表的な種類とは?
自然素材の住宅とは、工業製品ではなく、無垢材・漆喰・珪藻土のような自然素材を使用して建てる住宅です。自然素材には多くの種類があります。ここでは、代表的な無垢材・塗料・断熱材について詳しくご紹介します。
1-1.無垢材
無垢材の中にもスギ・ヒノキ・カエデ・ウォールナットなど、さまざまな種類があります。
スギやヒノキは断熱効果があり、体に優しい特性があるため、当社では、本場吉野のスギ、ヒノキを標準に使用した家づくりをしています。
1-2.塗料
日本は欧米化が進み、安くて工期の早いビニールクロスが多く使用されてます。しかし、石油製品の為、有害物質によってシックハウス症候群が問題となり、自然素材を使った塗料が見直されました。
中でも、消石灰に麻の繊維や海藻のりを入れて練った漆喰は人気の素材です。湿気や乾燥にも適している塗料で生活を快適にする機能があります。
1-3.断熱材
断熱材の中にも、化学生成材と自然素材の2つの種類があります。その中でも、当社では羊毛断熱剤を標準使用しています。
羊毛断熱材はコストがかかりますが、調質作用や難燃性や吸音性能に優れています。
2.自然素材でつくる注文住宅のメリットは?
それでは、自然素材を注文住宅に取り入れる場合のメリットを3つご紹介します。
2-1.室内環境を整えてくれる
自然素材は、室内が乾燥しているときには水分を出し、湿気が多いときは水分を吸い取ってくれることで、室内環境を自然に整えてくれるメリットがあります。
また、自然素材には断熱効果もあるので、年間を通して快適な生活になるような調整機能が備わっています。
2-2.からだに優しくリラックス効果あり
化学物質を含んでいないのが自然素材なので、アレルギーやシックハウス症候群の心配がありません。からだへの負担が軽減され、からだに優しい住宅になります。
また、木の匂いを感じ、木目が強い日差しの反射を軽減してくれることにより、リラックス効果もあります。普段過ごす家だからこそ、リラックスできる環境づくりは大切でしょう。
2-3.経年変化を楽しめる
自然素材は、長い年月をかけて変化をしていく素材でもあります。たとえば、木は伐採したときから何年もかけて強度が増してきます。また、それぞれの木により木目も異なり、年数とともに木目に変化も出てきます。
自然素材が本来もっている良さや変化を、長い年月をかけて楽しめることもメリットの1つです。
3.自然素材でつくる注文住宅のデメリットは?
自然素材はメリットしかないのではと思われがちですが、デメリットもありますのでご紹介します。
3-1.素材が傷つきやすい
自然素材は、木そのものを切って使用するので、コーティングがされておらず、傷つきやすい素材になります。
そのため、当社では自然素材の蜜蝋ワックスを施工しています。
3-2.コストが高くなる可能性がある
安価で工期も短くできる塩化ビニールシートや合板フローリングなどの化学製品に比べて、世間では自然素材でつくる注文住宅はコストが高なる傾向があります。
経済状況にもより、素材の価格も高騰しますので、予算を常に気にする必要があるのもデメリットになります。
当社ではスギやヒノキの産地にある工務店として企業努力を行い、より低価格でのご提供に努めています。
4.まとめ
自然素材でつくる注文住宅とはどんなものなのか、そのメリットやデメリットについて詳しく解説いたしました。コストや手間はかかっても、からだによく、室内を通年で快適にしてくれる自然素材は、とても優れた素材です。
「株式会社 中川工務店」は、自然素材にこだわった注文住宅をつくる工務店です。素足で歩いても暖かく、本物にしかない肌触りや質感を大切にしています。耐久性にも優れていて、生涯、快適に過ごせる家づくりを目指しています。
自然素材でつくる注文住宅を検討している方や、もっと自然素材の住宅を知りたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。