人生で最も大きな買い物であるマイホーム。とくに新築で建てる際は、家を建てる土地探しから始めなければなりません。いくら理想的な設計図を描いても、土地の選び方に失敗すると、理想とする住まいを手にできない場合があります。そこでここでは、土地の選び方で何をするべきか解説します。業者に依頼して土地探しをするメリットについても解説いたしましょう。
1.土地選びでするべきこととは
家を建てるときには、まず土地を探す必要があります。土地の選び方を間違えると、いくらデザインが決まっていても、理想の家は実現しません。
土地を選ぶ際にするべきことは、どのような土地を求めているかを明確にすることが大切です。具体的に下記の3点がポイントです。
・希望のエリア
・予算
・建築条件を知っておく
1-1.希望のエリアを決める
こだわりの環境条件を絞り込み、理想のエリアを固めていきましょう。事前情報がよくても感じ方は人それぞれなので、実際に自分で見てみないとわからないこともあります。そのため、希望のエリアは自分の目で確認することが大切です。
・通勤・通学の利便性=最寄りの駅までの距離やバスなどの交通機関
・周囲の環境
・治安
・日当たりや騒音 など
1-2.予算を明確にする
土地購入も含めた建築費用など家を建てるにあたり、準備できる予算はどのくらいか明確にしておく必要があります。土地購入にかかる費用は、土地代のほかに手数料が発生する場合や税金もかかるので、その費用も必要です。
また住宅ローンを組むのであれば、どのくらい借り入れができるか把握する必要があります。たとえば土地代が予想よりも高く、予算をオーバーしてしまう場合は、建物の設備などを工夫して費用を抑えた計画に変更することが、この段階で可能になります。
ちなみに住宅ローンでどのくらい借り入れができるかを知るには、各金融機関のホームページに、住宅ローン借り入れシミュレーションのツールなどがあるので、利用してみるのもよいでしょう。
1-3.土地の建築条件や環境を確認
希望のエリアの建築条件などを確認しておくことも必要です。
・希望の土地の坪単価
・建ぺい率や容積率、高さ制限などの建築制限
・形状(歪み・曲がり)
・地盤
建ぺい率や容積率というのは、面積に対して建築可能な建物の広さや大きさの割合のことです。たとえば敷地面積が同じでも、建ぺい率や容積率が低いと大きな家は建てられません。さらに環境によっては、高さ制限もあることがよくあるので、確認しておきましょう。
また家を建てるとき、土地の形状は四角形により近い土地が理想的です。同じ面積でも歪みのある土地は、家を建てるときに不用な部分ができてしまうからです。
地震大国である日本では、地盤についても確認しておくとよいでしょう。これは水害などの自然災害時への安心にも繋がります。
2.土地を探す方法
土地を探す手段は、自分の足で探すとエリアの様子もよくわかります。離れたエリアならネットで探す方もいらっしゃることでしょう。ここでは土地探し手段の、メリット・デメリットについて解説します。
2-1.ネットで探す
すぐにアクションを起こせる探し方がネット検索です。自分の空き時間に土地情報を確認し、希望の土地を登録しておけば、情報が入ってきます。忙しい方や遠方の土地を探している方にはおすすめです。
しかしネットで探す場合、そのサイトの更新頻度によっては、売約済の土地が掲載されていることもあるので注意が必要です。また集客目的のために売れない土地を掲載する、「おとり物件」とか「釣り物件」が含まれていることも少なくありません。そのため物件状況を確認するまでは注意してください。
2-2.自分で探す
希望のエリアが決まっているなら、自分で土地探しをする方もいます。この場合歩きながら周辺の環境もリサーチできるし、駅までの距離も自分の足で測れます。
たとえば現在は仮住まいだけれど、その土地が気に入り、同じエリアで土地を探すなら、周辺を巡り「売却中」の看板を探しチェックするとよいでしょう。気になる土地があるなら、不動産屋さんに確認してみてください。
2-3.不動産会社に依頼する
不動産会社に依頼するメリットは、条件のよい未公開物件を紹介してもらえる場合があることです。希望エリアの業者に事前に相談しておくと有利に土地探しを進められます。ただし購入する時に手数料がかかります。
3.業者に依頼するメリット
上記の土地探し方法のほか、建築業者に土地を探してもらう手段もあります。また一部のハウスメーカーでは、土地探しからサポートしてくれることもあります。
しかし建築業者にしてもハウスメーカーにしても、業者に土地探しを依頼した場合、基本的には建物の設計や建築も同じ業者に依頼しなければなりません。
土地を探してもらったのに、建築は別の業者にお願いすることはできません。そのため業者に依頼する際は、その業者がどんな家づくりをしているのか確認してから依頼することが大切です。
ただし、業者に土地探しを依頼すると、条件にマッチする土地が見つかればすぐに家を建てられるというメリットがあります。
3-1.資金計画を立てやすい
業者に土地探しを依頼すると、土地と建物の費用をトータルで把握できます。そのため資金計画が立てやすいというメリットがあります。
ローンは原則、土地代のみでは組めません。住宅ローンは基本的には、建築物のための借り入れです。しかし業者に依頼すれば、土地購入と家の建築費用を合算できるので、ほとんどの場合、土地代も一緒に住宅ローンを組むことができます。
3-2.条件に合った土地を見つけやすい
建築業者に土地探しを依頼すると、建てたい家の要望を理解した上で土地を探してもらえます。そのため、建築制限などの条件をクリアできず希望の家が建たない、などというトラブルを回避できます。
4.まとめ
インターネットが生活の主流となる現代でも、土地の情報を自分で収集できる範囲は限られています。建てたい家のイメージや時期がおおよそ決まっているのなら、土地探しは、希望する家づくりをしている業者へ依頼することをおすすめします。
土地探しから建築まで手間をかけずに進めたい、住宅ローンの契約を円滑に進めたいときなどはとくにおすすめです。
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