マイホームを購入するとき、少しでも安い家を購入したいと思う方は多くいますが、とくに戸建てを購入する場合、どのような種類があるのかご存じない方もいらっしゃいます。
戸建て住宅には、建売住宅・注文住宅の2種類があります。また、注文住宅の中には規格住宅というものもあるでしょう。建売や注文住宅はよく耳にしますが、規格住宅は聴きなれない種類です。そこで、規格住宅の特徴やメリット・デメリットについて徹底解説します。
1.規格住宅とは?
規格住宅とは、一体どういう住宅なのでしょうか。近頃、増えている住宅でもありますので、特徴や安全性・また注意点などをお伝えします。
1-1.規格住宅の特徴
規格住宅は、ハウスメーカーや工務店が住宅を建てるにあたり、一定の「規格」を事前に作っており、その規格を使用して建てる住宅です。
たとえば、デザインや資材が1つ1つ決められており、そこから選び組み合わせていきます。また、価格重視・デザイン重視・性能重視型と3つの種類があり、自分たちに合った住宅を選べるので、全てが決まっている建売住宅よりも自分たちらしい家づくりが叶います。
1-2.規格住宅の安全性
規格住宅は、「低コスト」で「高品質」をモットーにしており、コストが低いと断熱性や耐久性が低いと思ってしまいがちですが安全性の高い住宅です。
注文住宅の場合は、1棟ごとに構造計算をする必要がありますが、規格住宅はすでに計算済の商品を規格化して販売しているので同じ品質でもコスト削減が実現します。
1-3.規格住宅の注意点
規格住宅を建てる際の注意点は大きく分けて3つあります。まず1つ目は、担当者との打ち合わせを念入りにしましょう。規格住宅だからといって、オプションでどんどん価格アップを誘導してくる担当者はよくありません。より希望に合う住宅を提案してくれる担当者がおすすめです。
2つ目は、耐震性と耐火性が重要視されているかです。自然災害の多い時代になってきており、耐震等級3が一番耐震性は強いので耐震性には妥協しないようにしましょう。
そして3つ目がランニングコストを考えることです。あまりに安いからと安易に決めてしまったことで、断熱性や気密性・換気が悪く冷暖房が効きにくくなってしまいます。光熱費が上がってしまう可能性がありますので注意が必要です。
2.規格住宅のメリット
それでは、規格住宅のメリットについてご紹介します。
2-1.低コストで購入できる
規格住宅は、「規格化されている」ことと「人件費の削減」という2つの理由で低コストでのマイホームが叶います。
たとえば、キッチンやトイレも同じような商品を大量購入で仕入れ単価を低価格で抑えます。木材のサイズや本数も同じなので、職人さんも工事がしやすくなるでしょう。
2-2.完成イメージがわきやすい
とくに新築マンションや新築戸建ては、完成形を見ることが実物ではできないのでイメージがわきにくくなります。モデルルームでの見学になるので、実際の間取りが違い、広さもイメージができません。しかし、規格住宅は、すでに用意されているプランでの建築なので、完成後のイメージがわきやすいでしょう。
注文住宅などで起こりうる、想像していた家とイメージが違ったということもほとんどありません。
2-3.短時間で家づくりができる
規格住宅は、すべての資材がすでにあるものなので、ゼロから考えることがないので、短時間での家づくりが可能です。また、家づくりに大切なカタログチェックもないので手間が省けます。そして、資材の搬入や建築工程もマニュアル化されていて最短工程で完成となります。
お子さまの入学や転校などで、新居での生活を急いでいる方におすすめです。
3.規格住宅のデメリット
逆に、規格住宅のデメリットについてご紹介します。
3-1.オリジナリティ感がない
規格住宅は、資材やデザイン1つ1つが決まっているのでオリジナリティを出すことが難しくなります。理想のイメージに近ければ問題ありませんが、自分たちらしいオリジナリティある住宅を希望している方にはあまりおすすめしません。
ポイントとしては、規格住宅を探す段階で、理想の規格住宅を見つけるようにすることが大切です。
3-2.間取りの変更が難しい
規格住宅は、間取りの変更が難しいところがデメリットでもあります。ハウスメーカーによって間取り変更をオプションで販売していることもありますので、成約前にしっかりと確認しておくことが大切です。
間取りは好みもありますので、部屋の向きや使い勝手を重要視した方は注意が必要です。
3-3.購入した土地により建築できない
規格住宅は、購入した土地の形状によっては建築ができない場合があります。また、斜地や狭小地・変形地など建築をする際は、建築ができるのか事前に必ず確認するようにしましょう。
せっかく購入した土地で希望の住宅が叶わないのは非常に残念ですので、土地を購入するときにも注意してください。
4.まとめ
規格住宅とは?住宅の特徴やメリット・デメリットについて徹底解説をいたしました。規格住宅は、近頃多くのハウスメーカーや工務店で販売しており、またデザインや資材の種類も年々増えてきています。横並びに同じ住宅がある建売住宅よりも自由度があり、注文住宅よりも低コストでマイホームの夢が叶います。
「株式会社 中川工務店」は、早く帰りたくなるオンリーワンの心地よい家を目指し、自然素材にこだわった家づくりをしている奈良県にある工務店です。自然素材ながらも、耐震等級3を実現しています。マイホームをご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。